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買取の本人確認、身分証やマイナンバーを送って大丈夫?不安な人へ

公開:2026/7/29 / 更新:2026/8/8 / 著者:ギフトカード総研編集部かりん

リスクの大小を決めるのは、身分証を送る相手が誰かという点です。本人確認そのものは、なりすましや盗品売却を防ぐために正規の業者が当然行う手続きで、むしろ「本人確認なし」をうたう相手のほうを警戒すべきです。見極める点は、運営会社・所在地・連絡先(特商法表記)と古物商許可番号が確認できること、そして申込フォームのURLが https で保護されていることです。この2点が確認できない相手には送らないのが安全です。マイナンバーは、本人確認ならカード表面で足りることが多く、個人番号(裏面)まで求められたら用途を確認しましょう。

「身分証の写真を送って、と言われた。悪用されない?」 「マイナンバーカードまで求められて不安…」 そう感じるのは自然なことです。そして大切なのは、身分証を送る相手が信頼できるかどうかです。

😥 身分証の写真を送ってと言われました。悪用されないか怖いです…。
🍎 こわいですよね。でも大事なのは「送るかどうか」より「誰に送るか」。運営会社や連絡先が確認できる正規の業者に送るぶんには、なりすましや盗品売却を防ぐための通常の手続きなんです。

なぜ本人確認が必要なのか

業者が個人情報を集めたいからではありません。なりすまし・不正利用・盗品の売却などを防ぐための手続きです。 本人確認は、物理カードの買取では主に古物営業法にもとづくとされ、とくに非対面(ネット)取引では、定められた方法での確認が求められます。 求められる書類は、運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなどが一般的です。 むしろ「本人確認は一切不要」をうたう相手のほうを、警戒してください。

「番号を伝えるだけで価値が動く」という性質

ギフトカードという仕組みそのものが、記録の残る手続きを求められる方向にあります。

2022年の法改正の審議で、財務大臣が次のように述べています。

2022年、前払式支払手段に本人確認義務が入ったときの説明相手方に番号等を通知することにより価値を移転できる電子ギフト券のほか、国際ブランドのクレジットカードと同じ決済基盤で利用できるプリペイドカードなどが普及いたしまして、中には、高額なチャージや高額な価値の移転ができるサービスも提供されております」
「前払い式支払い手段のサービスについては、犯罪収益移転防止法に基づく本人確認義務がないということから、反社会的勢力の人が前払い式支払い手段のサービスを利用している事例がございます。マネロン対策上の限界があるということも指摘をされている」
——鈴木俊一 財務大臣(金融担当)、2022年5月13日 衆議院財務金融委員会

番号を伝えるだけで、まとまった価値が動いてしまいます。この性質が、国のレベルで課題として扱われてきました。

ただし、この改正の対象は「発行者」です2022年の改正で本人確認の義務が入ったのは、ギフトカードを発行する側です。買取サイトが行う本人確認は、これとは別の根拠(古物営業法や、各社の自主的な取り組み)によります。同じ話として混ぜないでください。
ここで押さえたいのは、「この分野では、匿名のまま価値が動くことが問題として扱われてきた」という背景のほうです。

身分証を求められるのは、あなたが疑われているからではありません。匿名のまま大きな価値が動く取引なので、誰の取引かを記録に残す仕組みになっています。

この2022年の改正がどういう流れの中にあるのかは、ギフトカードと法律の30年に年表として並べました。1989年に発行する側へ供託が課されたところから、話はつながっています。

「本人確認なしで売れます」は危険信号

非対面の買取で本人確認が求められるのは、古物営業法にもとづく通常の手続きです。なりすまし・不正利用・盗品の売却などを防ぐための、正規の事業者であれば当然行うステップだと考えてください。

だからこそ、逆に「本人確認なしでOK」「身分証不要」を売り文句にする業者は注意が必要です。考えられる理由は次のどちらか、あるいは両方です。

「手間がなくて楽そう」に見える場合でも、本人確認が省かれているということは、なりすましや盗品売却を防ぐ仕組みが働いていないということでもあります。便利さと引き換えに保護が失われていないか、という視点で見てください。

本当のリスクは「相手が正体不明」なとき

正規の業者に本人確認書類を送るのは、通常の手続きです。 危険なのは、正体の分からない相手(偽サイトなど)に送ってしまうことです。 偽サイト・フィッシングに情報を渡すと、悪用の恐れがあります。

送る前に確認したいポイント

以上の4点が確認できない相手には、送らないのが安全です。

左の列にある確認事項が一つでも欠けていたら、送るのをやめてください。それだけで、たいていの事故は避けられます。

見るところ確認できるとよいこと欠けていたら
運営者情報会社名・所在地・連絡先(特商法表記)送らないでください。トラブルが起きたときに連絡が取れません
古物商許可許可番号の記載(実在の手がかり)単独では判断せず、運営者情報とあわせて見てください
通信URLが https で始まる送らないでください
経路公式サイトから自分でたどり着いたか広告やメールのリンク経由であれば、URLを見直してください
案内何のために何が必要か、説明があるか用途の説明がないなら、まず質問してください
ワンポイント:先に確認、あとから提出順番を逆にしないでください。提出してから調べると、気づいたときには手元を離れています。調べるのは1〜2分。この1〜2分が、いちばん効く安全対策です。

送るときに気をつけること

確認が済んだら、あとは落ち着いて手続きをするだけです。

1
正規の申込フォームから送ります。メールやチャットに直接添付するよう求められたら、なぜその方法なのかを一度確認します。
2
写すのは必要な面だけにします。本人確認が目的なら、多くの場合カードの表面で足ります。
3
周囲を写し込まないようにします。机の上に置いた別の書類やカード番号がいっしょに写っていないか、送信前に見返します。
4
記録を残します。いつ・どこに・何を送ったかのスクリーンショットを保存しておくと、あとで確認するときに役立ちます。
撮影した画像は、送ったあとも端末に残ります撮影した画像は、送信後に端末やクラウドの写真フォルダに残り続けます。共有アルバムや自動バックアップの対象になっていないか、いちど見ておくと安心です。

もし「送ってしまった」と不安になったら

確認より先に送ってしまうこともあります。ご自身を責める必要はありません。気づいた時点からできることがあります。

1
記録を残す:送信先・日時・内容の画面を保存します。
2
相手の実在を確認し直す:運営者情報・連絡先があるか、返信があるかを見ます。
3
不審なら相談する:連絡が取れない・案内が不自然といった場合は、消費者ホットライン188警察相談専用電話#9110に相談できます。
⚠️ 二次被害に注意「情報を削除してあげます」「被害を取り戻します」と持ちかける二次被害の勧誘があります。個別の勧誘には乗らず、相談は公的窓口から始めてください。

窓口に伝えることの整理の仕方は、消費生活センター(188)への相談方法で具体的に説明しています。

マイナンバーの扱いは慎重に

マイナンバーカードは、顔写真つきの身分証として本人確認に使えます。 ただし、個人番号(マイナンバーそのもの)は、 法律で定められた目的以外では提供する必要がないのが原則です。

😟 マイナンバーカードまで送ってと言われました。番号まで渡して大丈夫でしょうか?
🍎 本人確認が目的なら、多くの場合カードの表面(顔写真の面)で足ります。番号(裏面)まで求められたら、何のために必要かを確認しましょう。それで見極められます。

不安を減らすために

まとめ

本人確認は法律上必要な手続きで、正規の業者に送るぶんには通常の流れです。 リスクがあるのは、正体不明の相手に送ってしまう場合です。 古物商許可・運営者情報を確認し、 マイナンバーは必要最小限にとどめてください。売る前の相場はアップルギフトカード買取の換金率で確認できます。

出典前払式支払手段に犯罪収益移転防止法上の本人確認義務を入れた立法趣旨(2022年5月13日 衆議院財務金融委員会・鈴木俊一 財務大臣同日・黄川田仁志 内閣府副大臣/国立国会図書館「国会会議録検索システム」)※規律の対象は前払式支払手段の発行者であり、買取事業者ではありません

よくある質問

Q身分証の写真を送って、悪用されませんか?
Aリスクの大小を決めるのは「送るかどうか」ではなく「誰に送るか」です。運営会社・所在地・連絡先が確認でき、通信が保護されている正規の相手に送るぶんには、なりすましや盗品売却を防ぐための通常の手続きです。
Q「本人確認なしで売れます」というサイトは、楽でいいのでは?
Aむしろ警戒したほうがよいサインです。手続きが省かれているということは、盗まれたカードが現金に変わる経路もふさがれていないということ。便利さと引き換えに、保護の仕組みが失われていないかを見てください。
Qマイナンバーカードは、裏の番号まで送る必要がありますか?
A本人確認が目的なら、多くの場合カードの表面(顔写真の面)で足ります。個人番号(裏面)まで求められたら、何のために必要かを確認しましょう。番号は法律で定められた目的以外では提供する必要がないのが原則です。
Qなぜ買取に本人確認が必要なのですか?
A業者が個人情報を集めたいからではありません。なりすまし・不正利用・盗品の売却を防ぐための手続きで、とくに非対面(ネット)の取引では、定められた方法での確認が求められるとされています。
Q送ったあとに不安になりました。どうすればいいですか?
Aまず、送った相手・日時・内容の記録(画面のスクリーンショットなど)を残してください。相手と連絡が取れない、案内が不自然といった不安があるときは、消費者ホットライン188に相談できます。
Q家族名義の口座やカードで申し込んでもいいですか?
A一般に、本人名義でそろえるのが原則です。名義の食い違いは確認の段階で判明することがほとんどで、手続きが止まる原因にもなります。条件が合わないときは、抜け道を探すより、扱いを確認するほうが確実です。