POSAカード(ぽさかーど)
カテゴリ:券種・形態
POSAカードとは、コンビニや家電量販店の棚に吊るされていて、レジで会計したときに初めて有効になるタイプのカードです。 「POSA」は、この仕組みを提供しているインコム・ジャパン株式会社の登録商標です。 アップルギフトカードのカードタイプは、多くがレジで有効化する方式です。
読み方と、語の出どころ
「ポサカード」と読まれることが多く、「ポーサカード」と書いている説明もあります。 読み方は一つに定まっていません。
インコム・ジャパンは、公式サイトで「POSA」を 「Point Of Sales(POS:販売店のレジ)で Activation(有効化する)の略称」と説明し、 あわせて「『POSA』はインコム・ジャパンの登録商標です」と書いています。 一方で、読み方の表記はありません(2026年8月27日確認)。 商標を持っている会社が読み方を示していないため、読み方がそろっていないという状態です。
売り場では使われていない呼び名
「POSA」は、レジで有効化するという仕組みに付いた名前です。
2026年8月27日に確認したところ、Appleの公式サイト、ローソンのギフトカードの案内、 セブン-イレブンのプリペイドサービスの案内のいずれにも、「POSA」という語はありませんでした。 売り場でこのカードに付いている呼び名は、「ギフトカード」や「プリペイドカード」です。
つまり、店頭で「POSAカードください」と言っても通じないことがあります。 探すときは、棚にあるアップルギフトカードそのものを見てください。
棚から取っても使えない
インコム・ジャパンは、仕組みを次のように説明しています。 店頭で陳列されているカードは無効な状態でサービスを利用できず、 レジでの支払いの際に独自のバーコードをスキャンし、電子的処理によって有効化されることで使えるようになります。
- 棚に並んでいる状態のカードには、残高が入っていません
- レジで会計した時点で、そのカードが有効になります
- そのため、店頭に吊るしてあるカードを盗まれても、そのまま使われることはありません
レジで有効化する仕組みのおかげで、店側はカードを現金と同じ厳重さで管理せずに済みます。 そのため、コンビニでも手軽に買えるようになっています。
二段階で価値が乗る
POSAカードの価値は、次の二段階で確定します。
- レジでの有効化:レジを通した時点で、カードに残高が乗ります(購入の完了)
- スクラッチを削る:削った時点で、コードが読める状態になります
1と2は別のできごとです。 買ったばかりでスクラッチを削っていないカードは、 残高が入っていて、コードはまだ誰にも読まれていない状態にあります。 コードが読まれていない状態がもっとも安全ですので、 スクラッチを削るのは、使う直前か送る直前で十分です。
買うときの制限
レジで有効化するという仕組みは、買う場面にそのまま制限として表れます。
セルフレジでの取り扱い
ローソンは、セルフレジで取り扱えないものとして、医薬品や切手・はがきなどと並べて ギフトカードを挙げています。 有効化はレジでの処理そのものなので、有人のレジに持っていくことになります。
支払い方法の制限
ローソンは、支払方法の案内で、プリペイドカード類(Apple Gift Card、Google Playカード等)の 購入にはクレジットカード・電子マネー・バーコード決済を利用できないと書いています。 つまり、店頭では現金を用意しておくことになります。
購入後の返金
セブン-イレブンは、プリペイドサービスの案内に「購入後の返金はできません」と書いています。 この扱いは、ギフトカードが前払式支払手段にあたることから来ています。 前払式支払手段は「そのサービスの中で使う」ことを前提にした仕組みです。 発行者による現金の払い戻しは、原則として想定されていないとされています。
取り扱いは店舗や決済手段によって違います。 気になる場合は、レジに持っていく前に店頭で確かめてください。
買取に出すときのレシート
買取の側は、そのカードが本当にレジを通って有効化されたのかを確かめようとします。 その確認に使われるのがレシートです。
2026年8月27日に、当サイトが記録している買取サイト60件のうち、 ページを取得できた46件を確認しました。 レシートや購入証明に触れていたのは5件です。
- カードタイプの場合のみ、購入時のレシートを求める:4件
- レシートがない場合は買取できないことがある、と書く:1件
このうち1件は、レシートとは別に「現金で購入したカードタイプ」そのものを買取の対象外としていました。 店頭ではクレジットカードを使えないことがある一方で、現金で買ったカードを受け付けないサイトもある、 ということになります。
レシートを求めているのは46件のうち5件で、当たる場面は限られます。 ただし、当たったときに困るのは売る側です。 売る可能性があるなら、レシートは捨てずに取っておいてください。
売るときの手順
- 買取に出すカードは、有効化されている(購入が済んでいる)ことが前提です
- 裏面のスクラッチを削ると、コードが見えます
- スクラッチを削った時点で、コードを見た人はそのコードを使える状態になります
買取の手順は、サイトによって違います。 コードだけを送るサイトもあれば、券面の画像を求めるサイトもあります。 どのサイトでも、手順を読んでからスクラッチを削るほうが安全です。
いくらで売れるかは、買取相場で日ごとの実測値を見られます。 買取サイトに表示されている数字は、ベース率の場合もあれば、 LINEなどの上乗せを含んだ数字の場合もあります。 見比べるときは、表示されている数字が上乗せを含むかどうかも合わせて確認してください。