個人間取引(SNS・掲示板)(こじんかんとりひき)
カテゴリ:リスクと保護
SNSや掲示板では、「買取サイトより高く買う」と個人が持ちかけてくることがあります。 個人が提示する率は、買取サイトの換金率より高く見えることがあります。 一方で、事業者との取引に用意されている登録や手続きは、個人との取引にはありません。
登録された事業者との違い
登録された事業者には、次の枠組みがあります。
SNSで声をかけてくる個人には、公安委員会への登録も、運営会社と所在地の明示も、 本人確認の手続きもありません。 相手が名乗った名前や所在地が事実かどうかを、売る側が確かめる方法もありません。
何が起きるか
よくある流れ
個人間の取引で起きるやり取りは、次の順序をたどることが多くあります。
- 「買取サイトより高く買う」と声をかけられる
- やり取りが、別のメッセージアプリに移される
- 「先にコードを送ってくれれば、すぐ振り込む」と言われる
- コードを送った直後に、残高が使われる
- 連絡が途絶える、またはアカウントが消える
コードは、送った時点で相手が使える状態になります。 そのため、コードを送ったあとに、売る側が取引を取り消す手段はありません。 振込を待っている間も、コードはすでに相手が使える状態にあります。
サービスの規約という別の問題
フリマアプリや掲示板では、ギフトカードやコード類の出品を 規約で禁止していることが多くあります。
- 規約に反した出品は、アカウントの停止につながることがあります。
- トラブルが起きても、運営会社による補償の対象外とされるのが一般的です。
- 出品が削除されると、やり取りの記録も残らないことがあります。
売る側に規約違反の意図がない場合でも、規約に反した出品では、 サービスの運営会社に助けを求めることが難しくなります。 出品を考える場合は、事前に各サービスの規約をご確認ください。
出どころの分からないコードを買う側のリスク
個人間の取引では、コードを買う側にもリスクがあります。 安い価格で出ているコードが、正当に手に入れられたものとは限らないためです。
- 買ったあとにコードの残高が無効になり、使えなくなることがあります。
- 支払った代金は戻りません。
価格が安い理由や率が高い理由が説明されない取引では、 売る側と買う側のどちらにも、代金やコードを失う可能性が残ります。
「高い率」の意味を考える
登録された事業者は、在庫や再販の事情にもとづいて率を決めています。 事業者の率から大きく外れた率を個人が提示している場合は、 その差額がどこから出ているのかを、相手に確認できます。
個人が提示する率と事業者の率の差は、数ポイント分の金額にあたります。 コードを渡したあとに代金が支払われなかった場合に失うのは、額面の全額です。