クーリング・オフ(くーりんぐおふ)
カテゴリ:制度・法律
クーリング・オフは、契約したあと一定期間内であれば、 無条件で申込みの撤回・解約ができる制度です。 特定商取引法などで定められています。 アップルギフトカードの買取では、この制度は原則使えません。 自分から申し込むネットの買取は対象外とされているうえ、 送ったコードは制度の適用以前に、物理的に取り戻せないからです。
どういう考え方の制度か
クーリング・オフは、 その場で冷静に判断できない状況を想定して設けられている、とされています。
たとえば、突然訪ねてきた業者と玄関先で話す、 その場で契約書にサインする、といった場面です。 クーリング・オフは、 落ち着いて考え直す時間を確保するための仕組みだと位置づけられています。
裏を返すと、自分で調べて自分から申し込んだ取引は、 その場で冷静に判断できないという想定には当てはまりません。
ネットの買取は対象外
クーリング・オフは、すべての取引に使えるわけではありません。 業者が自宅を訪ねて買い取る「訪問購入」などは、対象とされています。 一方、利用者が自分からサイトに申し込むネット買取は、対象外とされています。
つまり、オンラインの買取では 「送ったあとで気が変わったから取り消す」ということは、原則できません。
| 訪問購入 | ネットの買取 | |
|---|---|---|
| きっかけ | 業者から来る | 自分から申し込む |
| 考える時間 | その場で判断を迫られやすい | 事前に調べられる |
| クーリング・オフ | 対象とされている | 対象外とされている |
※制度の適用は個別の事情によって判断が分かれることがあります。 実際のケースについては、消費生活センターや専門家にご相談ください。
制度以前に、コードは戻せない
ギフトコードは、文字列そのものが価値を持ちます。 相手に伝えた時点で、その人が使える状態になります。 仮に取消しが認められたとしても、 すでに使われたコードが手元に戻ってくることはありません。
オンラインの買取は、クーリング・オフの対象外とされています。 そのため、コードを送る前に、売るかどうかを決め切っておく必要があります。
だから、送る前に
- 換金率や条件は、申し込む前に確認してください。
- eメールタイプのコードは、一度伝えると取り戻せません。
- 手数料が引かれるかどうかは、手取りの金額で確かめてください。
- 運営会社の表記と古物商許可を見ておいてください。
- 迷ったときは、コードの送信をいったん止めてください。
キャンセルできるかどうかは、各サイトの規約によって異なります。 申し込む前に、利用するサイトの規約を確認してください。
急かされたら、いったん止まる
「今日中でないとこの率は出せない」 「先にコードだけ送ってもらえれば手続きが進む」 、こうした誘い方は、利用者が考える時間を削ります。 クーリング・オフが想定している「冷静に考えられない状況」に近い場面です。
ネットの買取は、クーリング・オフでは取り消せないとされています。 だからこそ、急かされたときは、いったん手を止めてください。 不安が残るときは、手続きを進める前に、 消費生活センターなどの公的な相談窓口に相談してください。