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サポート詐欺の偽警告|ギフトカードを買わされないための対処

公開:2026/7/31 / 更新:2026/8/6 / 著者:ギフトカード総研編集部かりん

パソコンやスマホを使っていたら、突然「ウイルスに感染しました」という警告が画面いっぱいに出て、けたたましい警告音が鳴り出します。画面には「今すぐこの番号に電話してください」と書かれています。 あの画面、出るとドキッとしますよね。

その警告は、ほぼ100%が偽物(サポート詐欺)です。あなたのパソコンは、たぶん何ともなっていません。 この詐欺が最後に狙っているのは、あなたにコンビニでギフトカードを買わせ、その番号を送らせることです。

😨 警告音まで鳴って、電話番号まで出てる…。これ、本当に無視していいの?
🍎 大丈夫です。音も番号も"怖がらせる演出"なんです。やることは「画面を閉じるだけ」。順番に見ていきましょう。

いま画面が出ている人へ:この3つだけ

説明は後回しでかまいません。今この瞬間に警告画面が出ている方は、ここだけ読んでください。

1
画面の電話番号にかけないでください。これが最重要です。かけなければ、この手口は先へ進みません。すでに着信があっても、出なくて大丈夫です。
2
画面の指示に従わないでください。ソフトを入れる・番号を入力する・支払う、どれも今やる必要はありません。「今すぐ」と急かされていても、確かめる時間はこちらのものです。
3
音が気になるなら、まず端末の音量を下げてください。音は焦らせるための演出です。音が消えるだけで、だいぶ冷静になれます。そのうえで、次の章の手順で画面を閉じます。
やらなくていいことあわてて電源を長押しして強制終了したり、初期化(リセット)したりする必要は、基本的にありません。多くの場合、あの画面は「Webページが全画面で表示されているだけ」なので、ブラウザ(インターネットを見るアプリ)を閉じれば消えます。ただし遠隔操作ソフトを入れてしまった後は話が別で、そのときは先に通信(Wi‑Fi)を切るのが優先です。判断に迷うときは、購入したお店やメーカーの正規のサポート窓口に相談してください。端末によって手順が違うため、公式の案内が優先です。
出典 大分県警察公式チャンネル(大分県警) 2024年4月4日 公開 【ワクチンドラマミニ】「電子マネー買って」と言われたらサポート詐欺

そもそも「サポート詐欺」って、どういう手口?

この手口は、数字で見ても増えています。警察庁の暫定値によると、2026年上半期に「パソコンのウイルス除去をサポートする」などの名目で電子マネー等をだまし取るサポート名目の被害は735件(前年同期比 +10.4%)、被害額は8.3億円でした。架空料金請求詐欺の認知件数の23.6%を占めています。

半年で700件を超える被害が、実際に起きています。

サポート名目の認知件数
2023年2,169件
2024年1,524件
2025年1,047件
2026年(1〜6月)735件(前年同期比 +10.4%)

3年つづけて減っていたのに、今年は増加に転じました。半年で、昨年1年分の7割に達しています。

しかも、年の途中でも増え続けています。月ごとの認知件数は、1月が69件、2月が111件、3月が139件、4月が138件、5月が133件、6月が145件でした。半年で2倍を超えました。

サポート詐欺は、いきなりお金を要求してきません。じわじわ追い込んでくる、段取りのある詐欺です。

1
偽の警告を出す:Webサイトを見ていると突然「ウイルスに感染しました」などのセキュリティ警告が全画面で表示され、警告音が鳴ります。
2
電話させます。画面に出た「サポート窓口」の番号に、利用者自身から電話させます。ここが最大のワナです。
3
遠隔操作ソフトを入れさせる:「直してあげる」と言って、あなたのパソコンを外から操作できるソフトを入れさせ、個人情報を盗んだり不安を煽ったりします。
4
支払わせる:「修理費」「セキュリティ契約料」などの名目で、コンビニでギフトカードを買わせ、番号(コード)を送らせます

怖い演出はすべて、「電話させるため」の入り口です。 逆に言えば、①の時点で画面を閉じてしまえば、その先の被害には進みません

⚠️ ここだけは守ってください画面に出ている電話番号には、絶対に電話しないでください。本物のセキュリティソフトやOSが、警告画面に「電話番号」を表示して電話をかけさせることは、まずありません。

なぜ、あんなに本物っぽく見えるのか

あの画面の前では、誰でも手が止まります。ひとつひとつの演出に、人の手を止めるための役割があるからです。

画面に出てくるもの何のためか実際のところ
けたたましい警告音・音声考える時間を奪い、「早くどうにかしなきゃ」と思わせるWebページは音を鳴らせます。音量を下げれば止まります
大手企業のロゴや、それらしい社名「有名な会社が言っているなら本当だ」と思わせるロゴや社名は画像として貼るだけで作れます。表示されていること自体は、何の証明にもなりません
「ウイルス〇〇個検出」などの数字具体的な数字で、事実らしく見せる実際に端末を検査した結果ではなく、あらかじめ書かれた文字であることがほとんどです
カウントダウン・「あと〇分」期限を切って、確かめる余裕をなくす時間が過ぎても、何かが壊れることはありません
全画面表示・閉じにくいつくり「自力では消せない=重症だ」と思わせる全画面はブラウザの機能です。ESCキーの長押しなどで解除できます
大きく書かれた「サポート窓口」の番号電話をかけさせます。ここがゴールへの入口です本物のOSやセキュリティソフトが、警告画面に電話番号を出して電話させることは、まずありません

すべての演出は、「電話をかけさせる」という1点に向かっています。逆に言えば、電話さえかけなければ、演出は演出のまま終わります。

「自分の画面を狙って出た」わけではありませんあの警告は、あなたの端末を調べて出たものではなく、広告の枠などを通じて、たまたま表示されたページであることが多いとされています。だから「見に行ったサイトが悪かった」「自分の使い方がまずかった」と落ち込む必要はありません。誰の画面にも出うるものだと思っておいてください。

慌てなくて大丈夫。偽警告画面は「閉じるだけ」でいい

ウイルスに感染したわけではありません。だから、駆除も修理も要りません。やることは、うるさい画面を閉じることだけです。

しかし、この画面は、見た人を焦らせるために「×ボタンが見つけにくい」「全画面で閉じられない」ように、わざと作られていることがあります。

練習しておくと安心いざ本番で焦らないために、IPA(情報処理推進機構)が「偽セキュリティ警告画面の閉じ方 体験サイト」を公開しています。本物そっくりの偽警告を、実際に閉じる練習ができます。落ち着いているうちに一度触っておくと、あの画面が出ても慌てずに済みます。

見分け方は簡単「ギフトカードで払え」と言われたら詐欺

サポート詐欺にかぎらず、「未払い料金がある」「税金の還付がある」など、口実はいくつもあります。しかし、支払い手段としてギフトカードを指定してきたら、理由が何であれ詐欺だと考えて大丈夫です。

この見分け方は、発行元のApple自身も同じことを書いています。「Appleギフトカードは、Appleから製品やサービスを購入する場合にのみ利用できます」(Appleサポート「ギフトカード詐欺について」・2026年6月30日公開)。修理代やサポート費用は、そもそもAppleが販売しているものではありません。Appleの原文は「ギフトカードで払って」は詐欺のサインに並べています。

お客様が損をしないための判断軸ギフトカードは、その発行企業の商品・サービスにしか使えません。修理費の支払い、税金の納付、未払い料金の精算といった「他の支払い」には、そもそも使えないのです。だから「ギフトカードで払って」と言われた時点で、話のつじつまが合っていない=詐欺だと分かります。

正規のサポート料金や公共料金を、コンビニで買ったギフトカードの番号で払わせる会社や役所は、存在しません。 犯人がギフトカードを選ぶのは、番号さえ送らせれば匿名で受け取れて、後から取り戻しにくいからです。支払い手段は、犯人にとって都合のよさだけで選ばれています。

この「ギフトカードは支払いに使えない」という考え方は、サポート詐欺以外の詐欺にもそのまま効きます。くわしくは「ギフトカードで払って」は詐欺のサインにまとめています。

🤔 言われてみれば…修理費をコンビニのカードで払うって、たしかに変な話ですね。
🍎 そこに気づけたら、もう引っかかりません。「支払いにギフトカード」は、それ自体が赤信号です。

「支払い」と「買取」は、まったくの別物です

お金が出ていくのか、入ってくるのか。その向きが逆であることを覚えておけば、迷いません。「サポート費用のために買ってきて」と言われて動いている時点で、それは詐欺の支払いにあたります。

電話の向こうでは、何が起きているのか

電話がつながると、そこからは人が相手になります。画面が出ていた段階に比べて、通話が始まってからのほうが、強い圧力がかかります。よくある流れを知っておくと、途中で「あ、これだ」と気づけます。

1
まず安心させます。ていねいな口調で「すぐ直せます」「私が対応します」。ここで一度ホッとさせるのが、相手の狙いです。
2
次に操作を指示します。画面を共有するソフトや、遠隔で操作できるソフトを入れさせます。「診断のため」と説明されることが多いです。
3
そのうえで不安を大きくします。画面に文字が流れる様子などを見せて「これだけ侵入されています」と説明します。見せられているものが本当に検査結果かどうかは、こちらには分かりません
4
支払いへ誘導します。「サポート契約料が必要です」。そしてコンビニでギフトカードを買うよう指示され、通話をつないだまま向かわされることがあります。誰にも相談させないためです。
5
最後にコードを送らせます。カード裏面の番号を、写真で送るか、読み上げるよう求められます。ここで被害が成立します。
通話をつないだまま買いに行かせるのは、それ自体がサインです正規のサポートが、あなたを電話をつないだままコンビニへ歩かせることはありません。「途中で切らないでください」「誰にも言わないでください」と言われたら、それは相談されると困るという意味です。迷ったら、いったん切ってしまってかまいません。本物の用件なら、切っても消えません。

確認された手口(新しい順)

当サイトが確認した時点の日付を付けています。手口は入れ替わります。古いものが今も出回っているとは限りませんし、ここに無い形が届くこともあります。新しく確認しだい、上に足していきます。

7月31日 「ウイルスに感染しました。このままでは個人情報が流出します」+電話番号

いちばんよくある型です。慌てて電話をかけたくなりますが、そもそも感染していません。ここで止まれば、あとの被害は何も起きません。画面を閉じるだけです。

7月31日 「サポート契約が必要です。コンビニでギフトカードを買ってきてください」

ここまで進んだ時点で、もう考えなくていい領域に入っています。理由が「修理費」でも「セキュリティ契約料」でも「返金の手数料」でも同じです。支払い手段にギフトカードを指定した時点で詐欺です。買いに行かないでください。

7月31日 「金額を間違えて多く返金してしまった。差額を返してください」

いったん「返金します」と言っておいて、「多く振り込みすぎた」と主張し、差額をギフトカードで返させる型です。画面に表示された残高や振込明細らしきものを見せられることもありますが、操作されている端末の画面は、根拠になりません。「返しすぎたから返して」と言われたら、その場では応じず、いったん電話を切って相談してください。

もし電話してしまった・番号を送ってしまったら

「知らずに電話してしまった」「遠隔操作ソフトを入れてしまった」「番号を送ってしまった」、そんなときも、自分を責めないでください。あの演出は、誰でも動揺するように作られています。

具体的な対処の手順は「入金されない・詐欺かも」と思ったときの対処法にも整理しています。

🔰 電話しちゃったのと、番号を送っちゃったのって、同じくらいまずいんでしょうか…?
🍎 まったく違います。「どこまで進んだか」で、やることも心配する量も変わります。切り分けてから動きましょう。

段階別:どこまで進んだかで、やることが変わる

どこまで進んだかいまの状況やること
画面を見ただけまだ何も渡していません。いちばん安全な位置です画面を閉じるだけで済みます。電話はかけないでください。それで終わりです
電話をかけた/話した相手に「反応する人だ」と知られただけ。金銭の被害はまだありません通話を切ってください。折り返しには出ないでください。伝えてしまったことがあれば、その内容をメモしておいてください
遠隔操作ソフトを入れた端末を外から見られた・触られた可能性がありますまず通信を切る(Wi‑Fiを切る/LANケーブルを抜く)。そのうえで、そのソフトを削除してください。主要なパスワードは別の安全な端末から変更してください。不安なら正規サポートへ相談してください
ギフトカードを買った(番号は未送信)まだ被害は成立していません。ここで止められます番号は送らないでください。催促には応じないでください。カードとレシートは保管してください。相手からの連絡は切って大丈夫です
番号(コード)を伝えた使われていれば取り戻すのは難しいのが実情ですレシートを捨てずに保管。購入したコンビニと発行会社へ、できるだけ早く連絡してください。あわせて188へ相談してください。「もう一枚」と言われても、絶対に応じないでください

表の下に行くほど動きは増えますが、どの段階でも「今から止める」ことはできます。相手は、言い出しにくさにつけこんで「もう一枚」を求めてきます。言いづらさを感じる場面でも、そこで止めて相談してかまいません。

⚠️ そのあとに来る「取り戻します」に注意被害のあとに、「お金を取り戻せます」「調査費用が先に必要です」といった連絡が届くことがあります。取り戻すために、先にお金やギフトカードを求めてくる相手は、二次被害の入口と考えてください。一度被害に遭った人ほど、次の勧誘に応じやすいことが知られています。相談は、下に挙げた公的な窓口から始めれば十分です。
責める必要は、まったくありませんサポート詐欺は、大きな音・赤い画面・カウントダウンと、人を焦らせる仕掛けを重ねて作られています。冷静さを奪う設計になっているのですから、引っかかったとしても、それは注意力の問題ではありません。ご家族が遭ってしまったときも、まず責めないこと。責められると隠してしまい、被害が大きくなります。「教えてくれてありがとう」から始めてください。

家族が引っかからないための「ひと声」

サポート詐欺は、警告音や英語の画面に不慣れな人ほど、電話に手が伸びやすい手口です。離れて暮らすご家族がいるなら、こんな一言を共有しておくだけで、被害はぐっと減らせます。

見守りの具体的な工夫は家族を詐欺から守る見守りのコツにまとめています。

困ったときの相談先

「電話してしまった」「これって詐欺かも」と感じたら、ひとりで抱えないでください。

相談するときは、いつ・どこで・何を・いくらが分かる記録があるとスムーズです。警告画面のスクリーンショット、かけた電話番号の履歴、購入したギフトカードのレシート、送ってしまったメッセージは、消さずにまとめて残しておいてください。「もう捨ててしまった」という場合でも相談はできます。手ぶらでも、まず電話してかまいません。

まとめ:あの警告に、もう驚かない

このサイトは、アップルギフトカードを安全に売る(買取に出す)ためのレート比較メディアです。詐欺の「支払い」と、正規の「買取」は、まったくの別物です。落ち着いて見分けられれば、こわがる必要はありません。


参考(出典)

よくある質問

Qいま画面に警告が出ています。まず何をすればいいですか?
A画面に出ている電話番号にかけないこと、この1点だけ守れば大丈夫です。ウイルスに感染したわけではないので、駆除も修理も要りません。音が気になるなら端末の音量を下げ、落ち着いてブラウザ(インターネットを見るアプリ)を閉じてください。慌てて何かを購入したり、案内されたソフトを入れたりする必要はありません。
Q警告画面が閉じられません。パソコンを初期化したほうがいいですか?
A初期化まで必要になることは、まずありません。あの画面はWebページとして表示されているだけのことが多く、ブラウザを終了すれば消えます。ESCキーの長押しで全画面が解除されることもあります。それでも不安なときは、購入したお店やメーカーの正規のサポート窓口に相談してください。端末ごとに手順が違うため、各社の公式の案内が優先です。
Qつい電話をかけてしまいました。もう手遅れですか?
Aかけただけなら、まだ何も渡していません。そのまま通話を切って大丈夫です。かけ直す必要はなく、折り返しが来ても出ないでおきましょう。相手に伝えたことがある場合は、何を伝えたかだけ書き出しておくと、あとの相談がスムーズです。責める必要はまったくありません。あの画面は、誰でも動揺するように作られています。
Q遠隔操作ソフトを入れてしまいました。何から手をつければいいですか?
Aまずインターネットの接続を切り(Wi‑Fiを切る/LANケーブルを抜く)、相手に操作されている状態を止めます。次に、入れてしまったソフトを削除します。そのうえで、その端末で使っているサービスのパスワードを、別の安全な端末から変更しておくと安心です。手順に迷うときは、購入店やメーカーの正規サポートへ。
Q言われるままにギフトカードを買ってしまいました。もう手遅れですか?
A番号(コード)を伝えていなければ、まだ被害は成立していません。そこで止めてください。相手から催促が来ても、応じる必要はありません。カード自体はあなたの手元にある商品なので、レシートと一緒に保管しておきましょう。すでに番号を伝えてしまった場合も、レシートは捨てずに残し、購入したコンビニや発行会社、そして消費者ホットライン188へできるだけ早く相談してください。
Q「被害金を取り戻せます」という連絡が来ました。頼んでもいいですか?
Aそれは二次被害の入口と考えてください。「取り戻すために、先に費用が必要」「もう一枚ギフトカードを買って」と求めてくる相手には応じないでください。相談は公的な窓口から始めれば十分です。消費者ホットライン188(いやや)、事件性を感じるときは警察相談専用電話#9110(緊急時は110番)。手順は「詐欺かも」と思ったときの対処法にも整理しています。